公開日 2026年04月06日
島根大学は、2026年3月16日から23日までの日程で、修士課程および博士課程の学生を対象とした短期海外研修プログラムであるスプリングスクールを、インド工科学大学ハイデラバード校(IITH)で開催しました。
本プログラムは、日印グローバル教育・研究センター(JIGER)の活動の一環として初めて行われたもので、島根大学とIITHの中核的学術研究拠点(COE)の枠組みの下、JIGERおよびSATHI Foundation-Centre for In-Situ and Correlative Microscopy(CISCoM)IITH の支援を受けて実施されました。
本プログラムには、本学の自然科学研究科および医学系研究科に所属する大学院生6名が参加し、また同時に、マニパル高等教育アカデミー(MAHE)および SRM大学アーンドラ・プラデーシュ校(SRMAP)など、インド国内の大学から3名の学生が参加しました。これは、IITH と島根大学の一対一の連携にとどまらず、IITH をインド側のハブ拠点とし、島根大学とインドの複数の大学との教育・研究ネットワークを構築・拡充することを目的とした試みです。本研修には、JIGERからへマンス・ヌータラパティセンター長および浅井彩コーディネーターが同行し、プログラムをサポートしました。
プログラム期間中には、参加学生がIITH学長 B. S. Murty教授を表敬訪問する機会が設けられ、学長よりIITHの教育・研究に関する取り組みについて直接お話を伺うこともできました。プログラム修了時には、参加者全員に修了証が授与されました。
![]() 本学参加者の集合写真 |
![]() IITH学長B.S.Murty教授を表敬訪問 |
![]() IITHの国際関係学部長であるTarun K Panda教授より プログラムの修了証授与 |
研究活動
3月17日から20日にかけて、学生たちはIITHの研究施設において、高度な分析機器および先端技術を用いた実践的な研究活動に集中的に取り組みました。
研修では、以下の内容の講義および実習が行われました。
・Bipyramid Seed の合成および分析
・SEM(走査型電子顕微鏡)データ解析
・Confocal Microscopy(共焦点レーザー顕微鏡)
・FTIR(フーリエ変換赤外分光法)
・TEM(透過型電子顕微鏡)
・XPS(X線光電子分光法)
実習を通して現地の研究者や大学院生と交流し、専門分野に関する理解を深めるとともに、国際的な研究環境におけるコミュニケーション能力やグローバルな視野の醸成を図りました。

実習に取り組む参加学生たち
国際交流と文化体験
毎日の研修終了後には、学生同士の交流プログラムも実施されました。IITHの学生によるキャンパスツアーでは、図書館、カフェ、スポーツセンターなどの学内施設を見学し、売店での買い物や学内カフェで食事をするなど、現地の学生生活を体験することもできました。
プログラム最終日にはハイデラバード市内の見学を行い、歴史的建造物や市街地を訪問することで、インドの社会・文化への理解も深めました。
![]() 卓生ボードゲーム「キャロム」を楽しむ学生ら |
![]() 一緒に「ウォーリーを探せ」 |
![]() 「平和の像」を訪問 |
![]() お土産探し |
帰国後の3月26日には学内で成果報告会が開催され、本学の参加学生が研修を通じて得た学びや成果を共有しました。学生からは、 国際共同研究への関心が高まったことやインドを含む海外留学・研究活動への意欲が出たとの声が挙がりました。
日印グローバル教育・研究センター(JIGER)は、今後もこうした国際教育・研究プログラムを積極的に推進し、グローバルな視点を備えた研究者の育成を支援していきます。







